Copyright (C) iPhoneアプリ開発備忘録 All rights reserved.
ブログ内で記したコード、内容の正確性は保証いたしません。
記載内容を実装したことにより発生した不具合・損害等の責任は一切負いません。



2012年11月26日

アプリのリリース時からCore Dataにデータをバンドルしておく方法 [旧版]



Core Dataはアプリにデータを登録する用途として利用するのが一般的だが、あらかじめCore Dataに登録されたデータをマスターデータ的に利用することもできる。

この場合は、アプリのリリース当初からCore Dataにデータをバンドルしておくのが望ましい。

手順としては下記のようになる。

1. iPhoneシミュレータでCore Dataにデータをインポートするアプリを実行し、Mac上にCore Dataファイルを作成する。仮に、作成されたファイル名を「DataModel.sqlite」、データモデルを「DataModel.xcdatamodeld」とする。

2. Xcodeを起動して新しいプロジェクトに、上記1.で作成したsqliteファイルをコピーする。
ファイルは下記記事で示すフォルダにある。
http://iphone-app-developer.seesaa.net/article/301338657.html

3. 上記2.でコピーしたファイルをリネームする。
変更前:DataModel.sqlite
変更後:DefaultData.sqlite

4. 上記2.で新たに作ったプロジェクト上に上記1.で作成したデータモデルをコピーする。

5. 上記2.で新たに作ったプロジェクト上の、もとからあったデータモデル(hoge.xcdatamodeld)を削除し、上記4.でコピーしたデータモデルの名前をもとからあったデータモデルにリネームする。
変更前:DataModel.xcdatamodeld
変更後:hoge.xcdatamodeld

6. AppDelegete.mを修正する。
- (NSManagedObjectModel *)managedObjectModel {

if (managedObjectModel != nil) {
return managedObjectModel;
}
managedObjectModel = [NSManagedObjectModel mergedModelFromBundles:nil];
return managedObjectModel;
}

- (NSPersistentStoreCoordinator *)persistentStoreCoordinator {

NSString *storePath = [[self applicationDocumentsDirectory] stringByAppendingPathComponent: @"hoge.sqlite"];

NSFileManager *fileManager = [NSFileManager defaultManager];

if (![fileManager fileExistsAtPath:storePath]) {
NSString *defaultStorePath = [[NSBundle mainBundle] pathForResource:@"DefaultData" ofType:@"sqlite"];
if (defaultStorePath) {
[fileManager copyItemAtPath:defaultStorePath toPath:storePath error:NULL];
}
}

NSURL *storeUrl = [NSURL fileURLWithPath:storePath];

NSError *error = nil;

if (![persistentStoreCoordinator addPersistentStoreWithType:NSSQLiteStoreType configuration:nil URL:storeUrl options:nil error:&error]) {
abort();
}

return persistentStoreCoordinator;
}

- (NSString *)applicationDocumentsDirectory {
return [NSSearchPathForDirectoriesInDomains(NSDocumentDirectory, NSUserDomainMask, YES) lastObject];
}

上記コードでは、作成するCore Dataファイルはsqliteで「DataModel.sqlite」としているが、「DefaultData.sqlite」があれば、このファイルを読む込む処理を記述している。

また、managedObjectModelメソッド、applicationDocumentsDirectoryメソッドで、データモデルおよびファイルパスを変更する必要がある。


2014年9月4日追記:
上記の手法でデータモデルやsqliteファイルを外部からインポートすると、実行時に下記のエラーによりアプリがクラッシュしてしまう。
最新の方法では、データモデルをバージョン管理する手法による操作が必要となる。
*** Terminating app due to uncaught exception 'NSInvalidArgumentException', reason: 'Cannot create an NSPersistentStoreCoordinator with a nil model'



アプリのリリース時からCore Dataにデータをバンドルしておく方法 [最新版]
http://iphone-app-developer.seesaa.net/article/404883348.html
タグ:IOS iPhone iPAD
posted by mobileDeveloper at 14:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | Core Data はてなブックマーク - アプリのリリース時からCore Dataにデータをバンドルしておく方法 [旧版] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Apple、Appleのロゴ、App Store、iPodのロゴ、iTunesは、米国および他国のApple Inc.の登録商標です。
iPhone、iPod touch、iPadはApple Inc.の商標です。
iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
その他、本ブログに記載されている製品名、会社名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。